女子トイレは知らないけど、男子トイレの個室は常に混雑している。 みんながみんな、競うように脱糞しているとは到底思えないのに、個室が1つだろうと、3つだろうと、2フロアに5つずつあろうと、ほぼ全室がオールタイム満席御礼。 個人的なオフィス七不思議の1つですね。
小便してる時、たまに背後からいびきが聞こえるし、どう考えたって半分以上はサボリに使っていると思うんです。 ただ、覗き込んで確認しようにも、ガチの脱糞中なら軽犯罪法違反だし、どちらにせよズボンは降ろすからおペニスぽろ~ん☆ミは免れず、監視カメラも付けようがない。 プライバシーを盾にした絶好のサボリポイントであることは、疑う余地もありません。
糞尿が誕生し続けてる場所でよく安らげるな、とは思うけど、まあ戻るべき職場が地獄と化してる人からすれば、肥溜めでも聖域になるのかな・・・。 まさに社会の闇・・・暗部・・・排泄物保管所・・・肥溜め・・・聖域・・・(円環)
さておき、自分と関係ない部署の人間がいくらサボってたって知ったこっちゃないんですが、困るのは自分が脱糞したい時。 つまり今です。 これを書いてる今。 脱糞したいのは今!(タイピングで紛らわせようとする健気な私に惚れろ)
お昼の休憩時間に脱糞したい時は、わざわざ籠もらずとも休憩出来るからか、個室もガラガラで問題無いんですよ。 お前らそこは散らせよと。 この時間ガラガラは露骨やないかと。 まあすんなり脱糞できるからいいんですけどね。
問題は15時を回った頃。 つまり今です。(二回目) 昼ごはんをしっかり食べて、便意が訪れ始めるのがだいたいこの時間なんですが、15時~16時の個室使用率が本当にヤバイ。 私のように自然排泄の原理で混むのはわかるんですが、10分以上並んで1席も空かない時は、サボリ埋まりだと確信しています。 つまり今です。(三回目)
まあ、15時~16時と言えば、自然排泄が促されるのもそうですが、休憩と定時退社のちょうど中間で、一番集中力が落ちる時間ですからね。 一息つきたいその時に、目に飛び込んでくる便所個室。 ついつい腰を下ろしてしまうのも、理解出来なくはないですね。 カフェでやれ。
そんな時に不思議なのが、個室は長時間満室なのに、私のように並ぶ人は圧倒的に少ないということ。 女子だとそういう時って長蛇の列が出来ますよね。 でも、オフィスビルの男子トイレ個室には行列が出来ない。 女子と違って、並ぶイコールうんこだから、人の目が気になるのかな? 小学生かな?
もしかしたら、空き便所捜索の為、他のフロアを渡り歩いているのかもしれませんが、どうせ他も大体満室だってことは脱糞常連からすれば常識なんだから、最終的には並ぶ他無いって結論も経験則でわかるはず。 それでも並ばないということは、脱糞初心者か、やはりサボリ待ちか。 サボリならわざわざ便所で待たずにオフィス戻って、定期的に空きを確認しに来ればいいですもんね。 脱糞待ちにそんな余裕ないもんね。
こうやって本来の目的とは別の趣旨でズルをする人がいるから、真っ当な行為を遂げようとする人が目的を達成できなくなる。 ライブチケットの転売と同じですね。 法律がどうとか、倫理的・道徳的にどうとか、転売側の是非はどうでもいいんですよ。 正しいルールに則り、正しい行いをしようとしている人が、割りを食うなんて有り得ない。
ライブチケットの場合は、悪に屈するという屈辱を伴うものの、転売ヤーからチケットを高値で買えばライブを見ることが出来る。 でも、トイレ個室問題には代替え案が無い。 そもそもどの個室入居者がサボってるのかは、シュレディンガーの猫よろしく誰にもわからない。 本来の使用者が糞尿を出し切るか、サボり魔達がサボリ終えるのを、我々はただただ待つしかない。
お前らは休憩という利益を貪りたいだけだから、個室を得られなくても損失とは感じないだろう。 こっちは損失どころか、ケツから実が損失したら人生損壊の危機なんだぞ。 こんだけ個室があるんだから自分ひとりくらい構わないだろうというその傲慢が、誰かに糞漏らしのレッテルを押し付けるかもしれないその可能性に、何故誰も気が付かないのか。
個室を増やしても、一定数のサボり魔が控えてる以上、安らぎの空間候補を増加させるだけで解決には至らない。 自席からの離席率で管理しようとしても、喫煙者やコンビニ利用者もいるし、ガチの下痢ならそれなりの時間がかかってしまうのも事実。 虚実が世界を惑わせる。 真の解決案が生まれることは、きっと無いだろう。
じゃあ、私たち脱糞サイドはどうしたらいい? 指を加えて、時には噛み締めて、クソを我慢する他ないというのか? 『脱糞者に優しい社会を』、こんな簡単なことが、21世紀にもなってまだ実現しないなんて。 少しでも穏やかに、僅かでも安らかに、我々が糞尿を垂れ流せる社会を、私は、心の底から、望む――――
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先日の人工授精は夫婦の都合から日曜日実施だったんですが、日曜は院内での採取環境を用意出来ないとのことで、自宅での精液採取となりました。 医師の説明を受ける場もない為、必然的に妻からの又聞きを元に採取することになったのですが、採取方法に間違いが起こらないか少々不安に。
しかし、精子採取専用のカップを取り出してみると、中に、精液取得に関する注意文が添えられていました。 早速本文を読んでみると、採取方法から、提出までの経過時間について事細かく記載されておりました。 さすが抜かり無し!と病院側に感心しながら読み進めていくと、ある記述が目に飛び込んできました。
「(以下要約)日曜は病院を開放出来ない為、精子は別の場所で採集して下さい。 射精後、1時間以内に提出可能な場所が望ましい。 自宅が近い人は自宅で勿論問題ないが、そうじゃない人は近隣の各施設を利用すること。 目の前の百貨店内○階のトイレが個室も広く、採取しやすい環境にあるが、採取における経緯で建物側からクレームが入っても当院は一切責任を負いません」
文章としては百貨店でオナニーしてもいいよ、というクレイジーな内容だけど、深読みするなら、院近くに職場がある人は職場でのオナニーも推奨されている、ということ。 確かに公共の場である百貨店より、日曜で一般的に人も少なく、閉鎖的な環境であるオフィスの方がハードルは低いもんね。
つまり、更に深読みを深めるなら、いつも個室を陣取ってる奴らの中には人工授精用の精液を採取してる奴が居る可能性もある、ということ。 こちらが日常の残滓を産み出している中で、どうにかして産み出したいが為の処理を行っている奴がいる。 なんだか急に、本来の用途で使用していない派への想いが安らいだぞう。
よくよく考えたら、小便器でのおしっこ方法を学ばずに大人になった人だっているのかもしれない。 共通しているのは、本来の用途とは違っても、個室を活用せざるを得ないという状況。 本来の脱糞派に申し訳ないと感じながら、いそいそと事を行っている層がいたかもしれないのに、私は脱糞じゃないというだけで無条件に嫌悪していたんだ。 思い上がりも甚だしい。
となれば、私が脱糞しているその裏、女子トイレの個室でも、ひっそりと自慰している女性社員がいるのかもしれない。 そう想うと、・・・フフッ、なんだか便所の個室が楽しくなってきたぞう。 特に糞意が起こらなくても、個室にこもってオナニーの漏れ声に耳を傾けるのも悪くねえな! よーし、明日は便所でオナ待ちしちゃうゾっ★(ミイラ取りがミイラの様相)(先程無事脱糞出来たので後半どうでも良くなってきたのがよく分かるオチ)
