僕の恋愛観は、失敗から逃避する度に新生しておりました。
最初の彼女は誰でも良かったので、遠距離のネット友達と付き合った結果、ウラでナニをしていたのか性病持ち。 次の彼女は嘘を吐かない純粋な子を選んだら、純粋すぎて元カレに一途のまま。 恋愛巧者な年上を求めたら依存・軟禁なんでもあり、されど借金持ちの爛れたオトナが現れ、友情の延長くらいの価値観の一致を求めたら、一致しすぎて付き合ってた自覚すらなかったのか別れ際に「彼氏が出来ました」。 やっぱり女はルックスだろ!と割り切ったら携帯は折るわ性病は持ってるわ散々なトラブルメイカーが嵐を巻き起こし、愛情さえあれば他には!ってんで依存が強いむしろ病んだ子を選んだら、依存強いという触れ込みだったのに気持ちが重いとフラれ、相手の性格云々より僕のことを理解してくれる人がいいと、1年間同じ職場で友情を育んだ人を選んだら、その実、僕が何を夢に持っているかも知らず、フリーター論外と言うことでバッサリ。 僕の付き合った7人はこんな感じでした。 何この見事なドミノ倒し。
そこから先は、告白したりされたり、それなりのドラマもありましたが過去のトラウマから踏ん切りが付かず、彼女作りに慎重になること早7年。 さすがに雌伏の時が長すぎだろって自分でも思ってましたが、・・・お待たせしました。

あ、この子となら付き合ってもいいかな。 この子となら、もう一回頑張れるかな。 そんな風に思える女の子に、出会えたのです! そんな子と結論から先に言えばセックス出来たのです! これ以上の喜び報告があろうか! わぁい!(真の結論を知ってるから全力の空元気)
ちなみにこの時点での僕の恋愛観は、ビッチ女性至上主義。 結局真面目ぶってても中身がどんなヘドロで形成されてるかなんてわかんないんだし、だったらいっそセックス大好き!ってクソビッチで構わない。 性病絡みのせいでセックスにはひたすら恵まれてないし、次の子はセックス好きだったらそれでいい! ケツも軽くて構わない! それくらいの気概で付き合った方が、裏切られても気持ちがラクだ! うん、わかってる、随分歪んだもんだなあっていう自覚はあるよ。
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そんなこんなで出会いはナンパでした。 うひょー、最高にチャレぇー! とはいえ、僕から声をかける勇気など無く、第一声を放ったのは僕のツレです。 焼肉屋でホルモンをつつきつつ、ホッピーを呑む女子二人のうち一人がその子でした。 以下、仮に名前をビチ子としましょうか。
話を聞くと、合コン後で飲み足りず二人で呑んでいたとのこと。 しばらく楽しく飲み、店を変えて3時を回った頃、もう帰ると告げる女性陣。 名残惜しく連絡先を聞こうとすると、既にビチ子のツレは席を立った後。 とりあえず僕とビチ子だけ交換して、あとでグループ部屋を作ろう、という流れになり、その場は解散。
翌日、僕のツレをブチ込んでグループを作るも、イマイチ話が盛り上がりません。 一応あの後どうしたのかさらっと聞いた感じだと、僕らと別れた後はクラブに行き、更にその後クラブで会った男と昼近くまでカラオケしてたとのこと。
僕らと会う前は合コンをして、
僕らにナンパされ、
その後向かった場所が、

スゲエ全力でチャレえ、絵に書いたようにチャレえ、これが僕の求めていたビッチ、クイーンオブビッチや。 僕はこんな子に会いたかったんやー(隠せないドン引き)
彼女の名誉の為に言いますが、そんなチャラチャラした外見では無いんですけどね。 喋っても礼儀がしっかりしてるし、男を立てるところはしっかり立てる。 加えてショートカットで、ちょっとスレンダーで、舌っ足らずの話し方に加えて色白とかもうね、全然ビッチ感無いというか、思い出すだけでたまらんですね。 思い出すだけでたまらんですね!(2回)
そんなルックスを思い出してニヤニヤしながらLINE会話を眺めつつ、でも一方で頭の中は冷静に現状を分析してました。
「(結局のところナンパしたのはツレだし、僕はおまけという認識。 一見盛り上がりに欠ける不完全燃焼グループLINEのウラで、こっそり個別にデートの約束でもしてるってのが関の山だろうなあ)」
自虐が過ぎるとお思いかもしれませんが、僕のツレはイケメンが多いので、こんなことは日常茶飯事。 好きだった女が友達とセックス済みとか、付き合ってた元カノがハメタロウって全身ちんこ野郎とセックス三昧だったとか、トラウマが彼女との恋愛期間限定だと思うなよ!?(目を潤ませながら)
僕に出来ることは、いつの日かB専ビッチにあたることを願いつつ、今日も肉体改造に励むしかない。 結局はルックス面で少しでも上回る努力をするしかないんですよ。 天性のものには一切及ばない無駄な努力だったとしても、それがひでぶ系男子の末路なのですよ・・・。 さぁダイエットダイエットぉ! 糖質抜きまくっちゃうよぉ!(^^)ノ
なんて諦めかけていた時です。 彼女からの電話が鳴ったのは。
直前に、グループLINEでちょっとした前置きはありました。 「今ヒマ?」というビチ子からの問いに対し、僕のツレは「友達と二人で呑んでる!どうした?」と返し、今にも合流しようかって肉食オーラを放ってる。
あーもうこういうのは子茶でやれよなうんこと思いつつ、二人のコメントに遅れること40分、「スーパーで特売の刺身を一人つついてます」と所帯が滲み出るレスで戦線離脱する僕。 実際に980円×50%の刺身7点盛りは贅沢で幸せいっぱいでした。 この幸せ以上なんて求めたら罰が当たる。
にも関わらず、鳴り響く僕の携帯。 や、久々に動揺しましたね。 爆音で馴らしてたラブライブを消し、充電残量を目で確認し、息を整えて、極力動揺を悟られないように「Guten Morgen?」と欧州紳士を気取ったおはようをトークユあれ改めて見たら何もごまかせてないなどうしたの僕。(今更)
どうも呑んでたけどもう帰るところだったみたいで、僕の即レスがあれば一緒に呑みたいなーとか思ってたとのこと。 え? なんで僕の即レス待ち? ツレは結構即レスだったよ? いや、一対一だと来にくいかもだからグルチャ使ったけど、ツレとツレの友達も来ちゃう流れだったから無視しちゃった、って・・・え? 別に悪くないんじゃないの? ツレの友達も多分イケメンだよ? え??? どうでもいい!!?? ファッ!???? ファーwwwwww(本気動揺)
その後は何を喋ったかよく覚えていませんが、それなりに調子のいいことを言った気がします。 向こうはかなりの話し好きで、初対面の時とは少し印象が違いました。 そのギャップが心地よくて、普段なにしてるかって話とか、趣味とか仕事とか、そういう世間話が頭を使わずともつらつら流れてくる。 あー、気をつかわないで話せる女の子って久しぶりだな。 気付けば2時間くらい話してましたが、然程苦にはなりませんでした。
その日は特に約束も交わさずに電話を切りましたが、翌日、また翌日と、彼女から定期的に電話が来るように。 LINE通話様々で電話料ゼロですから、お互い毎回何も気にせず長電話。 ちょっと日課になる程度には、お互いの電話を自然なものとして扱っていました。 次回の約束を取り付けるのも、それが二人きりの会合になることも、本当に自然に決まっていきました。
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この時点で、何故か僕は少し警戒していました。 普通なら浮かれるようなトントン拍子に、凄惨な経験がストップを掛け続ける。 巧い話なんて嘘だ、どうせ騙される、何かの踏み台にされる、やめろ、信じるな、ビチ子だと割り切って、もっと軽く、ダメージを軽減出来るように距離を取って、いやでも、見てしまう、・・・夢を。 この時はまさか、警戒が逆に悪い結果を呼び起こすトリガーになるなんて夢にも思ってませんでした。
そうして心が巧く定まらないまま、二人きりの初デート当日を迎えます。 というのはつまり、まあなんといいますか、面白くも何ともない僕の長い前置きセンチメンタルポエム・タイムが終わりを告げ、皆様ご期待通りの疾風怒濤が幕を開くって、そういうアレですねっははワロス。 お待たせしました。(死後数年の目で)
まあ過去のアレコレに比べたら抱腹絶倒!ってアレじゃないと思いますよ。 過度な期待はしないで下さいね。 ただそれなりに伏線回収も出来てるし「相変わらず女運悪いですね^^」と告げられるには十分なエピソードだと思いますので、僕もそれなりに気合い入れて執筆しようと思います。 巧く書けるかなあ、つっても記憶を掘り起こすだけだけど。(パンドラの筺に手を掛けるような心境で)
結構なトシなので、正直こういう、ネタの類はなんていうか、その、お腹いっぱい、なんだけどなあ・・・。 これから書くことは全部フィクションで~す!とか言える妄想家に、・・・安西先生、俺、妄想家になりたかったです・・・。

