ハメタロウさんがまたネットから全ての痕跡を消してしまいました。 今度はどんな恐ろしいことがあったのでしょう。 最近の彼の奇行は目に余るものがありましたから、命を絶ったりしていないか、それだけが心配です。 わりと本気で。
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人によって大切なものは各々違う。 自分がそうじゃないから、相手がそう思ってるようには見えないから、そんな決めつけでは心は測れない。
僕たち人間は、人差し指にほんの少し力を込めるだけで、路上のアリを潰すことが出来る。 相手に与える影響と、その為に失う徒労は、等価交換じゃないのだ。
半沢さんが倍返しだ!って叫んでも、それは受けた被害に対してか、攻撃の手法に対してか。 息を吹きかけただけで消しとんだ国家があるとして、呼吸の仕返しに世界を滅ぼされたんじゃ、神様だってたまったものじゃないだろう。
とはいえ、絶対平等は成り立たない。 誰が何を基に平等を司るのだろうか。 僕たちがすべきことは、平等を心がけることではなく、最悪を引き起こさない為の想像力を働かせることだ。 自分は悪くない、相手が悪い。 そうやって主張し合って、我を通そうとするのが戦争だ。
だから僕は警戒する、警戒する、警戒する。 親交の浅いものに対してこそ、警戒に警戒を重ねる。 きっと大丈夫、なんて楽観視は絶対にしない。 だって親交が浅いのだから。 きっと大丈夫、なんて楽観視は何処から這い出てんだ?
ハメタロウさんがまたネットから全ての痕跡を消してしまいました。 たとえそれが、落としたい女に対するかまってちゃんアピールだとしても。 僕、消えちゃったお? 心配してお? おっぱい揉み揉みさせてお? という下心満載の策略だったとしても。 とっくに目的は達成していて、裏では楽しく仲良くイチャコラしつつ、周りには心配だけさせたいってゲス魂があったとしても。 ハメタロウさんが消えてしまったことに変わりはないのです。
異性は異性を狂わせる。 僕は清く正しいオナニストでありたい。 偶像に精液をかけ続ける、孤高のオナニストでありたい――――(目を輝かせながらフェードアウト)
