マリッジブルーとは、結婚を控えた人が間近に迫った結婚生活に突然不安や憂鬱を覚える、精神的な症状の総称である。和製英語。
なるほど、私はマリッジブルーなのだろう。 現に今、結婚生活に突然不安や憂鬱を覚えている。 但し対象は妻との生活ではなく、友人との関係について。
今まで通りの付き合いができるのか。 酒は飲めるのか、遊びには出れるのか。 連絡を取り合ったり、感情を灯し合ったり、人間としてのぶつかり合いが今後も同様に行えるのか。 不安は尽きない。 憂鬱は癒えない。 なるほど、私はマリッジブルーなのだろう。
そもそも、今まで通りと呼称している、その“今まで通り”こそが虚構だったとしたら、どうだ。
時間の融通がきいて酒をそこそこに嗜めて場の空気をほんのり汚したりしないから、数集めとして招集されていたに過ぎず、その付加価値が消えた途端、私は用済みになるのではないか。
そうなれば、結婚式自体もどうだろう。 私は祝ってもらえるのか、祝ってもらうに値する存在なのか。 今回、周りの負担を鑑みて、余興も排除したし、イベント盛りだくさんの二次会も取り止めた。 それは本当に周りのためか? お願いして断られる、実施したが出し物一つ出てきやしない、そんな他者評価が目に見えるのを恐れただけではないのか?
今まで周りの結婚式や何かしらのお祝い事に参加する度、友達みんなからのお祝い動画やサプライズプレゼントなどを目の当たりにし、都度驚いて、場合によっては涙さえ流す主賓を見てきた。
その度に私は「なぁ~~~~に驚いたフリしてんだぁ!お前が主役のイベントなのに、こういうの用意しないワケねえだろうが!薄々気付いてたことにオーバーリアクション乙過ぎでしょぉ~~~~~~~!」なんて斜に構えてたものだ。 こういうのは当事者にしかわからないものなんだね、今ようやくわかったよ。 そんなサプライズ用意される景色が1mmも想像できないし、なんなら逆サプライズで結婚式誰も来ない映像が瞬時に脳内再生余裕だったりする。
いや、誰かが誰かを祝うって、並大抵のパワーじゃできねえもん! 余興を頼まれたり、二次会幹事を頼まれたり、そういうキッカケがあって初めて、仕方ねえなあやってやるかあ、ってようやくエンジンがかかって、気がつけばオーバーロードってのはわかるよ? 無キッカケから祝うとかどんだけエネルギッシュなんだよ! なんで私はそいつと結婚してねえんだよ! そんなんやられたら男女関係なく抱けるわ!(えっ)
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と、結婚式の準備に追われながら、ふとそんなマリッジをブルーしちゃう私なのでした。 元々ネガティブだっただろとか言うな。
今日も金曜日だし飲みに行きたいけど、結婚式が間近に迫って価値が薄れかけてる私となんか、誰も飲みたくないんじゃないか・・・? こっ、怖い! 人間怖い! 嫁以外信じられない! 嫁と二人で生きていくゥゥゥ!(マリッジブルーによる強い依存心)
