金運とは

 4回目の飲み会の日、日曜が深夜勤務になったので、私はノルマ達成に喜び震えながら久し振りの酒を飲んだ。 今月初のアルコールだ。

 「キャバクラ行こう!全額おごるよ!」

 言う同僚に連れられてキャバクラに入った。 今月は4回飲みを我慢したおかげで3万くらい浮いている。 仮にソイツが払いきれなくても、5000円前後なら容易いもんだ。 おごってくれた後はカラオケにでも行って時間を潰せばいいと、とにかくキャバクラに関しては軽い気持ちしか持っていなかった。

 誘った同僚が財布ごと消えたことに気付いたのは、二回延長した後だった。

 会計6万をカードで払って7万に変え、意気消沈する僕にもう一人の同僚がソープにいざなう。 楽しげに嬢を選ぶツレを尻目に、俺別の店にするわ、と声を掛けてコンビニで時間を潰すこと一時間半。 何のために節約したのか、何のために生きているのか、何のための世界なのか、自問自答を繰り返し僕は、僕は、もう今すぐ、さあ今すぐ、死にた、死に、死にたい、死に絶えたい、なあ。 なあ。

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