ぞ わ っ
あぁ、なんだろうね。 僕には霊圧を探知する能力は無いんだけど、これが凄まじい霊圧ってヤツなのかな。 ここは尸魂界(ソウル・ソサエティ)なのかな。 全身総毛立つと共に、かつてない戦慄を覚えました。 一護ッ! 敵だッ! 土下座しようッ!(勝てるわけない)
だって居もしない彼女が僕の彼女だって僕の友達に告げてるんだよ僕の彼女でも無い彼女が。 え、あれ、彼女なのかな? 彼女って連呼しすぎてよくわからなくなってきた。 ・・・でも僕、まだ童貞だよ? スカルファックしてないよ? ペニスリング嵌めてピストン! ふぉぉおおおピストン!ってしてないよ? セックス後にタバコの一本でもフィーって吹かしてみたいよ? そんな夢見るお年頃なのに、なんなのこの事態は。
そんな動揺を悟られないように、表情を崩さないよう必死に堪えながら、僕の彼女(自称)から聞いた話とやらを、その時の状況とやらを、事細かに解説してもらう事に。 以下、一部始終。
* * * * * * * * * * * * * *
(僕の友人(以下P)、本屋にて立ち読み)
(何かが近づいてくる気配を感じ、ハッと周りを見渡す)
(本屋の人込みの中、ダッシュで近づいてくる人影有り)
(P、自分ではないと信じ、立ち読み再開)
「すっすいません! あの! あの!」
(P、動揺)
(相手の女、一方的に畳み込む)
「あの! 瀬駆先輩のお友達ですよね!」
「私、瀬駆先輩と、付き合ってますから!」
「それじゃあ、失礼しました!」
(女、走り去る)
(P、立ち尽くす)
(P、思い出したように立ち読み再開)
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さて、とっくに表情も心も崩れ去っておりますが、ここで今回の謎を整理してみよう。
- 僕の友人としては仲の浅いPに言ったという事
- 「~ますから!」なんで宣言?
- 彼女は何者でしょう
・・・他にも色々おかしい点はあるけど(その女の存在自体異常な事は間違いないけれど)、まぁ、落ち着いていこう。 冷静さを失っては、事をし損じる。 常にクールに、クール、に、クー、ル、ルッ、ルゥゥウッ、るるるうるるるるうう事ってなんなのそもそもなんなのこの事態ねえなんなのおおおおおおおお!(落ち着け)
順番にいこう。(キリッ
僕の友人としては仲の浅いPに言ったのは何故か。 僕はPと、確かに共通のグループでつるむ事はあったが、実際そこまで仲が良いワケじゃなかったし、放課後とかも一緒に帰ったり遊んだりはしてないんですよ。
大体、Pとは高校進学後ほとんど顔を合わせておらず、この日に会ったのが数ヶ月ぶりとかそういうレベル。 ということは、僕の自称彼女は中学時代の知り合いという予測が立つ。 発見された本屋の立地を考えても、その可能性は極めて高いだろう。 ただ、何故彼なのか。 他の友人も同じ本屋・その近所を徘徊しているのに。
とりあえず、仮説を立ててみる。
【仮説1】たまたまPとしか接触の機会が無かった
・・・先述したように、他の知り合いもその場所を徘徊している。Pとはそこまで仲が良いわけでは無い。
【仮説2】彼女が知っている僕の友達がPだけだった
・・・これもおかしい。Pと一対一はほとんどない。 この襲撃話を聞いた時も、数人の友達と一緒に遊んだ時だった。
【仮説3】Pが一番話しかけやすかった
・・・あぁ、これは少し有り得る。Pは気弱そうな外見だからだ。 しかし、他の友達も話しかけやすさでは引けを取らないはずだ。 (なんといっても、僕の暗黒真面目時代の友人だからね)
んー、仮説を立ててみたものの、納得いく回答が見つからない。 あ、外見の話で思い出したけど、Pには一つの特徴がありました。 これが本編とどう結びつくかはわからないけど、実は、P、
ゲイの 疑いが ありました
僕が中学時代有名だったせいか、一緒に居たグループメンバーも全校レベルで有名なんですよね。 つまり、Pのゲイ疑惑は全校レベルで有名だったワケです。 ・・・アレ? なんかこのキーワードでもう一つ仮の回答が作れそう。 作ると死ぬほど後悔しそうな予感がするけど、でも、キーボードが勝手に――――
【仮回答4】僕を奪い合うライバルに宣戦布k;sdfskふじこcmkじょpml;dょぱwm;あsdm
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あ、あぁ、ごめん。 なんか意識が飛んでたみたいだ。 疲れてるのかナァ。(´▽`*)アハハ
おっと、一つの話題に留まってもいられないね。 続いて、「~ますから!」ってなんで宣言?だったんだろうって部分。 でもね、これ、凄く言い方が引っかかったのよ。 Pに何回聞いてもこう言ったって言い張るし。 真意に関しては本人に確認する以外に方法が無いので、こちらもまた仮説を立て、最もそれらしいものを仮の回答とする事にしようじゃない。
んー
宣言・・・
宣言する必要性・・・
Pに・・・
瀬駆の彼女を自称する女が・・・
宣言する・・・
必要性・・・
必要性?
んっ?
んんんっ?
【仮回答1】僕を奪い合うライバルに宣戦布k;sdfskふじこcmkじょpml;dょぱwm;あsdm

(ρw-).。o○
( ゚д゚)ハッ!
・・・あぁ、夢か。 随分と恐ろしい夢だった。 だけど夢ってわかり安すぎて、ちょっと笑えちゃったナ。 だってこの頃からゲイに追われてたのか俺は!的な体験、夢以外にありえないよネ!(真実に目を背けながら)
さて、そんなどうでもいい事はおいといて、最後の疑問点に進みましょうか。
・ 彼女は何者でしょう
これに関してはほぼ解が出ていたのですが、一応Pに問答を仕掛け、最終的な結論を出す事に。(僅かな可能性に期待しつつ)
僕 「なぁ、その子どんな子だった?」
P 「なんかね、ゲッソリしてたよ」
僕 「薬物仕込んでそうな感じだった?」
P 「疑いはあったね」
ハイ 犯人確定。
ロブスターですよ。 今風に言うと、ロブ子。 まさか高校に入学してからも、奴の脅威に晒される事になるとは。 あぁもうコイツ、いけず過ぎてどうにかしたくなってきちゃう☆(惨殺の方向で)
薔薇色の高校生活が一瞬でラフレシアに浸食されたような、そんな苦い感触をまさか友人との談話で味わおうとは。 さすがにそれ以降、彼女の存在を忘れる事はありませんでした。 いつ何があってもいいように、常に警戒を緩めず、来るべき、戦いの日に向けて僕は、着々と心の準備を進め、そして――――
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それから、2年後。 高校3年生、卒業を控えた春。 そう、ロブスターは現れぬまま、高校生活を送る事が出来たのです。 だから平和だったかと言えば、全然平和じゃない、バカみたいに激動の日々だった事は間違いない(詳細はテキストの他の項目を見ればいいよ)けど、とりあえず薬物女にどうにかされる事はありませんでした。 それどころか僕自身は一度も彼女を見る事が無かったので、Pのネタだったのかな、とも思い始めていたんです。 まぁ、これで終わっていたら、こんな長いテキストになる事も、なかったんですけどね。(´∀`*)
すっかり女性不信も克服し、2人目の彼女とラブラブ恋愛を楽しんでいた頃、影は再び、僕の目の前に現れたんです。 舞台は、働いて2年半が経過し、すっかりベテランの仲間入りを果たした、セブンイレブン店内。
(ウィーン ←自動ドアが開いた音) いらっしゃいま・・・ あ、アレ? ナニ、も、もしかして、これって、あの、その、 え? 嘘、そりゃないって、オイ、マジか、待て、ま待っ、あっ、ああっ、あああああああああぎびばq
