という訳で、ここ最近の一連の投稿のキッカケと言いますか、核心と言うか。 ここに至るための自分語りと言うか、助走というか、言うなれば前戯、ペッティング、ペッティペッティペッティかーらーのークゥゥゥンニ! クゥゥゥンニズムゥゥゥゥーッ!(私なりの照れ隠し)
私は元々、やりたい仕事があって故郷を飛び出してきた『夢追い組』です。 何の保証もなく都会へ飛び出し、山あり谷あり、フリーター6年目でようやく手にした夢の欠片が業績不振によって私の所属する部門のみカットという憂いに遭いまして。 途方に暮れているところに今の職場とのご縁を頂き、サラリーマンとして生きることを決意、夢を断念して、本日に至るという流れです。
夢を諦めてからは収入は倍以上、フリーター時代は連続勤務を誇らしげに語るブラック企業の鑑だったのに、土日祝休みというぐうたらの極みへと劇的進化を遂げた後、その余暇×金で、酒×女の化学反応を知ってしまい、三十路にして遅咲きのチャラ男化、その流れで彼女いない歴6年を吹き飛ばし、嫁ゲットという、リタイア組とは思えないほどの順風満帆ぶりでした。 これを順風満帆と呼ぶかはさておき。
おかげさまで、夢を諦めた、という挫折感情は胸の奥深くに突き刺さっているものの、生活で言うと何の不幸も背負っていない状態。 むしろフリーター時代に小麦粉水溶き焼きで飢えを凌いだりしていた分、通常のサラリーで過ごす通常の生活が貴族階級のそれに感じたりと、相対効果で成金気分を味わえている。 最初から金目当ての仕事に振り切って、学校選びや就活に励むべきだったかなあと別ベクトルの後悔さえ生まれる始末。
だから、昔は一緒に夢を追いかけて、今は成功を収めている兄貴分から、仕事のお誘いを頂けるなんて夢にも思っていなくって。
そう、兄貴分。 私とは別の地方から私と同じような夢を抱いて私より先に上京し、地盤を形成していた兄貴分。 一緒に夢を追う同志としてもそうですが、衣食住でも色々とお世話になり、仮初とは言え夢の欠片を手にすることが出来たのは、彼の存在あってのこと。 私にとって、右も左も分からない東京大海原における一灯の灯台のような存在でした。
ただ、指し示したり突き進んだりの関係性こそありましたが、実際に進む道は自分の道として、各々の自己責任の元進んでおりました。 そもそも、どちらかが成功したからどちらかを引き上げられる、といった生温い業界ではありません。 お互いの成功/失敗に興味関心はあれど、まあ頑張ろうや!と声を掛け合い、励みにしながら夢を追うが、そこに何かしらの責任も発生しない。 いわば戦友のような関係性だったと思います。
なので、私が夢破れた時も、残念がってこそくれましたが、そこで手を伸ばすようなことはしてくれませんでした。 お互いにお互いの夢を追いかけるので精一杯、同情や感傷で共倒れするような道は歩めない・・・。 わかっているからこそ、私も助けを求めませんでしたし、逆恨みするようなことも無く、純粋に兄貴分だけは成功しますように、と、心の片隅で祈り続けることが出来たのです。
そんな兄貴分が、満を持してリクルートを投げてくれたのです。 聞くところによると、常々私を掬い取ろうと思ってくれていたのだけど、手を出す以上は絶対に共倒れしたくないし、自分の地盤が安定するまでは手を出せなかったとのこと。 ずっと気にかけてくれていたこともそうですが、ほぼほぼ同じ気持ちでいてくれたことも有難いことでした。
リクルート条件は、基本的にはフリーランスのように動き回る何でも屋。 給料は今のサラリーマン給金とほぼ同額支給、各種保険なども完備での待遇で、且つ、今すぐ結論がほしいわけではなく、2020年頭までは待ってくれるという異次元の優しさ付きリクルート。
正確には、兄貴分が2020年までに起業するつもりなので、自分の会社に入ってくれってことだそうで。 起業って聞くと途端にきな臭い匂いが漂いますが、学生の意識高いゼロベース起業マンと違い、兄貴分は現在フリーランスでメシが食えていて、作業量が限界を超えたので、会社化して収益を増やそうという腹づもりのようです。
とは言え、彼が起業するまでに何かしらの事件・事故が起きて話がご破産になるかもしれないし、私が今の会社で更に出世する可能性だってある。 一年猶予があるのは単純に起業前だからと言うこともありますが、どっちがより旨味があるのか、今年一年ゆっくり考えて選んでほしいという想いもあるそう。
そして極めつけは、「やる以上は引き抜かれた感じではなく、自分からチャンス掴み取りに来たぜ!ってスタンスで、全力でぶつかってきてほしい。 勿論、家族持ちを誘う行為に対して、私と私の家族の人生を背負う覚悟も出来ている!」とのお言葉。 ねぇ、こんな男冥利に尽きる誘われ方、他にあります?
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という訳で、大いに揺れている2019年初頭です。 この激アツ展開に対し、即決じゃなくて揺れている止まりなのが妻帯者の辛いところ。
実際、どっちの選択肢にもメリット/デメリットがごっそりと埋まっており、家族を選ぶなら、安定を選ぶなら、夢を選ぶなら・・・なんて単純な指標で選ぶことも出来ません。 先方の思惑通り、一年間存分に思い悩ませて頂こうかと思います。
しかし、今回誘って頂いた理由が、義理や人情、業界での技術力を買ったものではなく、総合的な“人間力”とのことなんですが、今の現場で評価頂いているのも“人間力”だって言われてたり。 異なる業種で同じ能力を評価される皮肉もそうですが、そもそも私に人間力なんてご立派なものがあるのかな? なんて半信半疑もチラホラ。
だってホラ、ほらほらほぉら見てごらん、全然ご立派じゃないだろう? それがこう、こうやって小指で、・・・そう、そんな感じ、不慣れな感じでピンッ!て、ピンッ!てやってくれたら僕ァもう、僕ァ・・・もう・・・フォォォォーッ!!! ピンピピ~~ンッ!!! どうだァい!こんなにもビンッビンのご立派さんがァテメエの五臓六腑を七転八倒無差別レイpあっハイもうご立派になってます、はい、そうです、これでご立派・・・はい、そう、そうなんですこれがマックス・・・、・・・はい、はいっ、そうですね、はい、じゃあ、クレームはこちらの窓口で対応致しますので、引き続きご用件のほど宜しくお願い致します。(今の現場で培ったビジネススキル全開)
